研究・地域活動助成 高齢社会助成
「共に生きる地域コミュニテイづくり」にむけた活動、研究に役立つことをめざして
1.高齢社会助成の趣旨
ご高承のとおり、私たちは世界のどの国も経験したことのない超高齢社会を迎えています。
また人口減少と人口構造の不安定化、加えて長引く経済的停滞は深刻な社会保障財源の窮迫を招来しています。さらには地域社会や、従来の家族形態が変容し、まさに「単身生活者時代」ともいえる状況にあり、家族や地域の人々がお互いを支え合う力は脆弱になっています。
このように複雑で困難な社会状況の中で迎える「人生100年時代」を活力あふれる社会にするためには、自助・互助・共助・公助が一体となって人々を支え合う社会の構築が喫緊の課題であります。
そこで、この課題の解決に資するための活動、研究に対して助成を行います。
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2.地域福祉チャレンジ活動助成の趣旨
本財団は、認知症高齢者へのサービス開発と支援づくり、在宅福祉サービスの開発・
整備等時代に先駆けた介護・福祉事業への助成を行ってまいりました。そして、今、「人生100年時代の社会システム・持続可能な地域づくり」へ向けて何よりも求められていることは、地域包括ケアシステム(地域での継続的自立生活を支える)の推進、さらには地域の全ての人々が、一人ひとりの暮らしと生きがいを、ともに創り、高め合う社会の構築です。ついては、地域包括ケアシステムの展開、そして深化(高齢者を中心に全世代支援・交流を志向)につながる活動へチャレンジするための助成を行います。
(募集の詳細は募集要項を参照ください)
3.実践的研究助成の趣旨
研究者と実践家が協働して現場の実践をベースにして、実践に役立つ成果をあげるために4分野の各々のテーマに対する課題を明確にした実践的課題研究と若手研究者を対象とする若手実践的課題研究への助成を行います。2017年度より若手実践的課題の助成対象者の年齢を45才未満に拡大しています。
(募集の詳細は募集要項を参照ください)
4.助成活動・研究の社会還元(シンポジウム・ワークショップの開催)
地域福祉チャレンジ活動助成および実践的研究助成の成果を広く社会に還元するために、シンポジウム・ワークショップを開催しております。