日本生命財団について 財団の概要

財団の目的

公益財団法人日本生命財団(ニッセイ財団)は、人間性・文化性あふれる真に豊かな社会の建設に資することを目的として、昭和54年7月に設立された多目的の助成型財団です。(平成22年3月1日公益財団法人に移行) この目的を達成するため、現在の社会において特に要請度が高いと考えられる次の分野を対象とした有意義な事業及び研究に対する助成並びにシンポジウムの開催などの活動を行なっております。  

 1 児童・少年の健全な育成
 2 高齢者の福祉と社会参加
 3 環境の改善と健康の増進

設立の趣旨等

■設立趣意書
日本生命保険相互会社は、創業以来、共存共栄、相互扶助の精神に基づく生命保険事業の活動を通じ、国民生活の安定と向上に寄与することに努めてまいりました。

今日、わが国におきましては、経済的、物質的な豊かさと共に、さらに真に豊かな社会の建設が強く望まれております。すなわち、青少年問題、婦人あるいは老人問題等、国民各層の人間生活にかかわる諸問題への、多角的かつ的確な対応による各人の人生設計の充実、社会の中核としての健全な家庭基盤、健康にして文化的な生活基盤、うるおいのある人間関係、さらには調和のとれた社会・自然環境等に支えられた、活力と創造性ある、人間性豊かな生活環境を一層確立していくことが、共通の願いであり、長期的な目標となっていると考えられます。

したがいまして、生命保険事業本来の活動の誠実な遂行はもとより、企業として、この面への社会還元を行う意義も、今後ますます高まるものと考えます。

当社は、従来から可能な限りの社会貢献に努めてまいりましたが、昭和54年7月、創業90周年を迎えるに当り、この趣旨から、より継続的かつ普遍的な寄与を図るため、財団法人日本生命財団の設立を決意いたしました。

本財団は、生命保険事業が国民の生活と深いかかわりをもつことに鑑み、人間生活をめぐる、多面にしてかつ相互に複合する、精神的、文化的、社会的な諸基盤についてその充実・開発を図り、もって上記の願望・目標の実現・達成に資することを目的とするものであります。

このため、本財団は、人間生活の諸基盤を構成する経済、社会、文化、教育、福祉、科学技術等の振興・向上、あるいは健康問題、環境条件等の改善・充実について、時代や社会の要請および必要性を把握し、これら各分野における有意義な事業ならびに研究に対する助成を行わんとするものであります。

設立:昭和54年7月4日
基本財産:100億円
設立者:日本生命保険相互会社

定 款